• 日々のみ言葉 2017年3月2日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年3月2日(木)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書7章24節】
    7:24 ヨハネの使いが帰ってから、イエスは群衆に、ヨハネについて話しだされた。「あなたがたは、何を見に荒野に出て行ったのですか。風に揺れる葦ですか。」

    ◎ショートメッセージ
    《イエス様は、バプテスマのヨハネの弟子たちが報告にヨハネの元に帰って行くと、群衆に、ヨハネについて話し始められたのです。

     ところで、私たちは、とても大事な事実を見落としています。それはイエス様とバプテスマのヨハネは親戚どおしであったと言うことです。

     ルカは、イエス様の母マリヤと、バプテスマのヨハネの母エリサベツが親戚であったことを書き記しています。そればかりではありません。主の母マリヤは、間違いなくエリサベツがヨハネを出産するその場に居合わせて、介助していたに違いないからです。

     ルカの福音書によりますと、

    『御使いは答えて言った。
    「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる者は、聖なる者、神の子と呼ばれます。ご覧なさい。あなたの親類のエリサベツも、あの年になって男の子を宿しています。不妊の女といわれていた人なのに、今はもう六か月です。神にとって不可能なことは一つもありません。」
     マリヤは言った。
    「ほんとうに、私は主のはしためです。どうぞ、あなたのお言葉どおりこの身になりますように。」こうして御使いは彼女から去って行った。
     そのころ、マリヤは立って、山地にあるユダの町に急いだ。そしてザカリヤの家に行って、エリサベツにあいさつした。
     エリサベツがマリヤのあいさつを聞いたとき、子が胎内でおどり、エリサベツは聖霊に満たされた。そして大声をあげて言った。
    「あなたは女の中の祝福された方。あなたの胎の実も祝福されています。私の主の母が私のところに来られるとは、何ということでしょう。ほんとうに、あなたのあいさつの声が私の耳にはいったとき、私の胎内で子どもが喜んでおどりました。主によって語られたことは必ず実現すると信じきった人は、何と幸いなことでしょう。」
     マリヤは三か月ほどエリサベツと暮らして、家に帰った。(ルカの福音書1:35~1:45および1:56)』と書かれています。

     ザカリヤとエリサベツの住んでいたエンカレムは、エルサレムから四キロくらいしか離れてはいません。そしてベツレヘムも、エルサレムから同じくらいの距離なのです。
     イエス様が生まれてからヨセフとマリヤは、エルサレムの神殿に、みどり子イエス様を連れて行き、割礼をほどこしています。
     聖書には書かれてはいませんが、その後で彼らは、エンカレムに行き、ザカリヤとエリサベツとまだ六ヵ月のヨハネに会っていることは、十分考えられることです。親類エリサベツが祝福した胎の実であるイエス様を、どうして見せないことがあるでしょうか。

     その頃から、イエス様とヨハネは顔見知りになることも、常識から言って当然です。
     
     イエス様が三十年間に渡り、ヨセフの息子として人生を過ごされていた時、何時ザカリヤとエリサベツが召されたのは分かりませんが、その時には、葬儀に母マリヤと共にイエス様は出席していることは十分に考えられることです。
     そして、親戚の息子どうしであるヨハネとイエス様は、その都度会っている可能性は十分に有ります。
     その後、ヨハネはエッセネ派の修道院に引き取られたか、あるいは自らすすんでそこに入ったのか、それについては聖書は沈黙していますが、エッセネ派の修道院は荒野にあり、その派の一番大きな特徴は、「悔い改めのバプテスマ」なのです。》

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