◇◆◇日々のみ言葉
2017年3月21日(火)
◎聖書箇所 【ルカの福音書7章48節】
7:48 そして女に、「あなたの罪は赦されています。」と言われた。
◎ショートメッセージ
《イエス様は、パリサイ人シモンに、そして弟子たちに言われました。
「だから、私は言うのです。『この女の多くの罪は赦されています。というのは、彼女はよけい愛したからです。しかし少ししか赦されない者は、少ししか愛しません。』」
そして、その女性に、イエス様は愛と確信をもって宣言されました。
「あなたの罪は赦されています。」
私は、この女性こそが「マグダラのマリヤ」ではなかったのではないかと思うのです。残念ながら、ルカは彼女の名前を明らかにしてはいません。
イエス様の周りには多くの女性たちがいたことを私たちは知っています。もちろん多くの女性たちは、主イエス様に従う夫たちの妻(例えばクロパの妻)であったり、また実の母マリヤを始め、親戚の者であったりします。
しかしその中で、特に不思議な存在の女性としてマグダラのマリヤがいるのです。
ある本(クリスチャン書籍ではありません)には、マグダラのマリヤがイエス様の妻であったとか、とんでもないことが書かれていたりしますが、もちろんそれはあり得ない話です。
主イエス様は、結婚もされておらず、また特定の女性の存在もありえません。もっとも公生涯を始められる三十歳前には、目立たないごく普通のユダヤの青年として過ごされておられたわけですし、イエス様も思春期を過ごされたことは、間違いありません。
二千年前のバチカンにある公的記録には、何と二十歳台のイエス様の話が出て来ます。そしてその時にはすでに、ベタニヤの弟ラザロとは友人であり、しかも姉マルタも妹マリヤも、青年イエス様に思いを寄せていたことが書かれています。これはとても興味深い話であると思います。
しかし聖書に書かれていることではありませんから、真偽のほどは定かではありません。
さて、イエス様がよみがえらた時、一番最初にお姿を現わされたのは、マグダラのマリヤであったことを私たちは知っています。彼女は十字架の御側にもいました。アリマタヤのヨセフの後について、埋葬された墓にも行きました。安息日が終わった次の日の朝にも、墓に行ったのです。
主イエス様を、マグダラのマリヤがどれほど愛していたことは、彼女の行動で分かります。もちろんあくまで私の推測ですので、この女がマグダラのマリヤであると断定出来ませんが、私はそう信じる者なのです。
「あなたの罪は赦されています。」
主イエス様のこの言葉を、じかに自分の耳で聞くことの出来た人は何と幸いなことなのでしょう。
今も同じなのです。
自分が罪人であることを真に自覚し、主イエス様の十字架こそ、本来は自分が架かるべきものであったにもかかわらず、自分の身代わりとしてイエス様が十字架に架かって死んでくださったことを心から信じ、そして口で「イエス様。あなたこそ私の救い主です。あなたを信じます。あなたを受け入れます。」と告白するならば、
イエス様は、その人にも語られます。しっかりとその声が頭の中で響き、聞こえて来ます。「あなたの罪は赦されました。」と。》