◇◆◇日々のみ言葉
2017年3月25日(土)
◎聖書箇所 【ルカの福音書8章2節~3節】
8:2 また、悪霊や病気を直していただいた女たち、すなわち、七つの悪霊を追い出していただいたマグダラの女と呼ばれるマリヤ、
8:3 ヘロデの執事クーザの妻ヨハンナ、スザンナ、そのほか自分の財産をもって彼らに仕えている大ぜいの女たちもいっしょであった。
◎ショートメッセージ
《この頃イエス様はミニストリーの最盛期を迎えておられました。
イエス様ただお一人では、このような大きな働きをすることが出来ませんでした。もし一人で伝道の旅をするとしたら、当時は盗賊や山賊が多く存在し、非常な危険を伴った旅になったに違いありません。
しかしイエス様には、十二使徒がいました。彼らが、様々な危険からイエス様をお守りしていたのです。特にその中の四人は、屈強な漁師であったのです。
さて、それだけではありませんでした。イエス様と弟子たちを支える人々、すなわち影の働きをする人々がいたのです。
それが、ここに出てくる多くの女性たちでした。もしかしたら、弟子たちの数よりも女性たちの数が勝っていたかも知れないのです。
その女性たちは、ルカによりますと、「悪霊や病気を直していただいた女たち」となっています。悪霊を追い出していただいた女性、そして病気をいやしていただいた女性たちが、心からの感謝の気持ちを抱いて、イエス様と行動をともにしていたのです。
ルカは、その女性たちの筆頭に、マグダラのマリヤを挙げています。主の母マリヤは、まだこの中にはいません。
マグダラのマリヤは、イエス様の十字架と復活の場面では、まさに助演女優とも言うべき働きをしますが、福音書では、ルカのこの箇所において初めて登場するのです。
と言うことは、主イエス様の公生涯において比較的早い時期に、主イエス様と出会い、悪霊を追い出してもらい、救われたことになります。とするならば、彼女はかなり長い期間に渡ってイエス様にお仕えしたことが分かります。
ルカは、ここでマグダラのマリヤは七つの悪霊を追い出してもらったことを書き記しています。
七つよりも七匹と言った方が、私は良いと思いますが、悪い霊が七匹もいたとしたら、彼女の状態はかなり悲惨であったと思われます。
しかし彼女は、神様の特別な恵みと哀れみによって、主イエス様と出会い、イエス様に悪霊を追い出してもらい、解放され自由になり、まさしく救われたのです。
ルカの福音書の七章には、イエス様と弟子たちが、ナインの町のパリサイ人シモンの家の食卓に招かれ、ひとりの罪深い女性が、イエス様の御足に香油を塗り、口づけし、涙と髪の毛で御足を拭ったことが書き記されています。
その女性の名前をルカは書き記していません。そしてそのすぐ後の八章にマグダラのマリヤの名前が登場するのです。これは偶然でしょうか。
前にも書きましたが、私はナインの女性とマグダラのマリヤが同一人物であると思われるのです。明日も引き続き同じ箇所からの学びとなります。》