• 日々のみ言葉 2017年5月16日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年5月16日(火)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書9章11節】
    9:11ところが、多くの群衆がこれを知って、ついて来た。それで、イエスは喜んで彼らを迎え、神の国のことを話し、また、いやしの必要な人たちをおいやしになった。

    ◎ショートメッセージ
    《さて、使徒たちは帰って来て、自分たちのして来たことをイエス様に報告しました。それからイエス様は彼らを連れてベツサイダという町へひそかに退かれたのです。

     なぜイエス様はベツサイダに行かれたのでしょうか。ベツサイダとは、「漁師の町」と言う意味で、ヨルダン川がガリラヤ湖に流れ込む河口の東岸を北に1.5キロほど入った地点にあった小さな町でした。

     実は、数人の使徒の故郷であったと言われています。そのことをヨハネが書き記しています。

     ヨハネの福音書によりますと、
    『ヨハネから聞いて、イエスについて行ったふたりのうちのひとりは、シモン・ペテロの兄弟アンデレであった。彼はまず自分の兄弟シモンを見つけて、
    「私たちはメシヤ(訳して言えば、キリスト)に会った。」と言った。彼はシモンをイエスのもとに連れて来た。イエスはシモンに目を留めて言われた。
    「あなたはヨハネの子シモンです。あなたをケパ(訳すとペテロ)と呼ぶことにします。」
     その翌日、イエスはガリラヤに行こうとされた。そして、ピリポを見つけて「私に従って来なさい。」と言われた。
     ピリポは、ベツサイダの人で、アンデレやペテロと同じ町の出身であった。彼はナタナエルを見つけて言った。
    「私たちは、モーセが律法の中に書き、預言者たちも書いている方に会いました。ナザレの人で、ヨセフの子イエスです。」
    ナタナエルは彼に言った。「ナザレから何の良いものが出るだろう。」ピリポは言った。「来て、そして、見なさい。」(ヨハネの福音書1:40~1:46)』と書かれています。

     シモン・ペテロとアンデレの故郷であるとともに、ピリポの出身の町であったことが分かります。もしかしたらピリポの家族が健在で、イエス様はそこに行かれたのかも知れません。またこの町は、「五千人の給食」の奇蹟が行なわれた場所の近くに位置していたようです。

     さてイエス様は、ベツサイダにまでついて来た群衆を、喜んでお迎えしたと書かれています。そればかりか、神の国について教えられ、いやしの必要な人たちに、いやしを与えられたのです。
     ルカはイエス様が行なわれたいやしの奇蹟を詳細に渡って書き記してはいませんが、私は皆、いやされたと信じるのです。

     この時には、群衆の数は、男・女・子供を含めて二万人以上の人々がいたはずですので、いやしの奇蹟は、イエス様お一人だけでなく、十二使徒たちも手伝ったことは間違いないことです。そして時刻も遅くなり始めたのでした。》

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