• 日々のみ言葉 2017年5月17日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年5月17日(水)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書9章12節】
    9:12 そのうち、日も暮れ始めたので、十二人はみもとに来て、「この群衆を解散させてください。そして回りの村や部落にやって、宿をとらせ、何か食べることができるようにさせてください。私たちは、こんな人里離れた所にいるのですから。」と言った。

    ◎ショートメッセージ
    《さて、十二弟子たちは帰って来て、自分たちのして来たことをイエス様に報告しました。おそらくイエス様はカペナウムのシモン・ペテロの家におられたことだと思います。

     マルコの福音書によりますと、
    『さて、使徒たちは、イエスのもとに集まって来て、自分たちのしたこと、教えたことを残らずイエスに報告した。
     そこでイエスは彼らに、
    「さあ、あなたがただけで、寂しい所へ行って、しばらく休みなさい。」と言われた。人々の出入りが多くて、ゆっくり食事する時間さえなかったからである。
     そこで彼らは、舟に乗って、自分たちだけで寂しい所へ行った。ところが、多くの人々が、彼らの出て行くのを見、それと気づいて、方々の町々からそこへ徒歩で駆けつけ、彼らよりも先に着いてしまった。(マルコの福音書6:30~6:34)』とあります。

     ここで、十二弟子とイエス様が、なぜカペナウムからベツサイダに行かれたのか、その理由が書かれています。また舟に乗って行ったとあるのですが、シモン・ペテロの持ち舟であることは明白です。
     ルカは、「イエス様は彼らを連れて、ベツサイダという町へひそかに退かれた」、と書いていますが、マルコによれば、弟子たちが行き先を決めて、イエス様は舟に乗られただけであったことが推理できます。
     それだからこそ、ペテロとアンデレそしてピリポの故郷であるベツサイダに帆先を向けたことが理解出来るのです。
     ところが、多くの群衆がこれを知って、ついて来てしまいました。しかもイエス様たちは舟に乗っておられるのに、群衆は徒歩でその舟の後を追いかけたのです。
     そして舟がベツサイダに着いて、イエス様は舟から降りられ、喜んで彼らを迎え、神の国のことを話し、また、いやしの必要な人たちをおいやしになられたのです。

     そうこうしているうちに、時間も経ち、夕暮れになったのでした。
     そこで十二弟子はイエス様のみもとに来て、
    「この群衆を解散させてください。そして回りの村や部落にやって、宿をとらせ、何か食べることができるようにさせてください。私たちは、こんな人里離れた所にいるのですから。」とお願いしたのです。これが大いなる奇蹟のスタートでした。

     今日から「五千人の給食」の奇蹟を学びます。「日々のみ言葉」では、マルコの福音書に続いて、再度の学びとなります。

     この奇蹟だけが、四つの福音書すべてに書き記されています。マタイ・マルコ・ルカの共観福音書は共通性があり、多くのしるしの記事が重複するのですが、ヨハネの福音書では、あえてそれらの重複を避けているにも関わらず、この奇蹟のしるしだけは掲載されているのです。
     と言うことは、非常に大切な真理を私たちに教えていることが分かります。》

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