◇◆◇日々のみ言葉
2017年5月28日(日)
◎聖書箇所 【ルカの福音書9章22節】
9:22 そして言われた。「人の子は、必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちに捨てられ、殺され、そして三日目によみがえらねばならないのです。」
◎ショートメッセージ
《イエス様は、十二使徒たちに言われました。
「あなたがたは、私を誰だと言いますか。」
すると、シモン・ペテロが答えて言いました。
「あなたは、生ける神の御子キリストです。」
するとイエス様は、ペテロに答えて言われました。
「バルヨナ・シモン。あなたは幸いです。このことをあなたに明らかに示したのは人間ではなく、天にいます私の父です。
では私もあなたに言います。あなたはペテロです。私はこの岩の上に私の教会を建てます。ハデスの門もそれには打ち勝てません。
私は、あなたに天の御国のかぎを上げます。何でもあなたが地上でつなぐなら、それは天においてもつながれており、あなたが地上で解くなら、それは天においても解かれています。」
マタイの福音書によれば、
『そのとき、イエスは、ご自分がキリストであることを誰にも言ってはならない、と弟子たちを戒められた。
その時から、イエス・キリストは、ご自分がエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受け、殺され、そして三日目によみがえらなければならないことを弟子たちに示し始められた。(マタイの福音書16:20~16:21)』と、書き記されています。
今日の箇所は、イエス様の最初の『受難予告』についてです。シモン・ペテロの歴史的な「信仰告白」の後に、ここで初めて『教会』と言う奥義をイエス様は発せられ、ご自身にやがて起こることを預言されたのです。
「人の子は、必ず多くの苦しみを受け、長老、祭司長、律法学者たちに捨てられ、殺され、そして三日目によみがえらねばならないのです。」
マタイの福音書では、「ご自分がエルサレムに行って」と、場所さえも明らかにされています。
なぜなら、大祭司が「贖いの小羊」を屠る場所は、エルサレムの神殿以外にないからです。主イエス様は、そこで「過越」の小羊として、十字架に掛けられるのです。
この時、十二使徒たちの反応はいかばかりであったのでしょうか。明日は、同じ箇所から、また、マタイの福音書による平行記事から、さらに考えて見たいと思います。》