◇◆◇日々のみ言葉
2017年6月5日(月)
◎聖書箇所 【ルカの福音書9章29節】
9:29 祈っておられると、御顔の様子が変わり、御衣は白く光り輝いた。
◎ショートメッセージ
《イエス様は、ことあるごとにいつも祈られました。祈りを重視されました。特に特別な時には、山に登って祈られました。夜を明かされました。
十二使徒を選ばれた時もそうでした。
『このころ、イエスは祈るために山に行き、神に祈りながら夜を明かされた。夜明けになって、弟子たちを呼び寄せ、その中から十二人を選び、彼らに使徒という名をつけられた。(ルカの福音書6:12~6:13)』
十字架を前にして、ゲッセマネの園の時にもそうでした。
『それからイエスは出て、いつものようにオリーブ山に行かれ、弟子たちも従った。いつもの場所に着いたとき、イエスは彼らに、「誘惑に陥らないように祈っていなさい。」と言われた。
そしてご自分は、弟子たちから石を投げて届くほどの所に離れて、ひざまずいて、こう祈られた。(ルカの福音書22:39~22:41)』
そして今日学ぼうとしています箇所でも、イエス様は、ペテロとヤコブとその兄弟ヨハネだけを連れて、高い山であるヘルモン山に行かれたのです。
そして祈っておられると、御顔の様子が変わり、御衣は白く光り輝いたのです。
十二使徒を選ばれる時も、そしてゲッセマネの園における祈りの時も、時刻は夜でした。
この時も、夜であった可能性が非常に高いと思われます。なぜならイエス様の御姿が変わり、御顔は太陽のように輝き、御衣は光のように白くなったと言うのですから、これは昼間よりも、夜の方がはっきりと分かりやすいからです。
今から二千年ほど前には、もちろん電気などはありませんでした。今の日本の中においても、奥深い山奥では、夜になりますと真の暗闇が訪れます。当時の明かりと言えば、松明(たいまつ)ですし、家の中ではオリーブ油を用いた灯火であったのです。
この時には、三人の弟子たちは、焚き火を起こして、暖まっていたはずです。ヘルモン山は、まさに高い山であり、万年雪があるほどの山なのです。
彼らは頂上までは行かないとしても、中腹くらいまでは、主イエス様は、三人の弟子たちを連れて行ったに違いありません。
そして、三人から少し離れてイエス様は祈っておられたはずです。三人の弟子たちは、うつらうつらしていました。
すると、イエス様のお姿が光輝き始めたと言うわけです。まさに、主イエス様こそ、まことの世の光であることを、象徴しているのです。》