• 日々のみ言葉 2017年6月18日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年6月18日(日)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書9章46節】
    9:46さて、弟子たちの間に、自分たちの中で、だれが一番偉いかという議論が持ち上がった。

    ◎ショートメッセージ
    《ここで、イエス様が任命された十二使徒たちの間で、誰が一番偉いか、と言う議論が持ち上がったことをルカは書き記していますが、つまり誰がリーダーなのか、と言うことを話合ったことになります。

     なぜ彼らは、突然にそんな話し合いを始めたのでしょうか。
     それは、イエス様が言われた第二回目の受難予告と関係があるようです。もしイエス様が殺されでもしたら、一体誰が、自分たちと、この多くの弟子たちや女たちを導いて行くのか、心配したわけです。

     マルコの福音書によりますと、
    『カペナウムに着いた。イエスは、家にはいった後、弟子たちに質問された。
    「道で何を論じ合っていたのですか。」
     彼らは黙っていた。道々、誰が一番偉いかと論じ合っていたからである。(マルコの福音書9:33~9:34)』と書かれています。

     ピリポ・カイザリヤから、カペナウムにありますシモン・ペテロの家に向かう道すがら、十二使徒たちは、イエス様の次に誰が偉いのか、論じ合っていたことになります。
     これが人間なのです。

     しかし可笑しな話ではありませんか。神様であられるイエス様の次に、誰が一番偉いのかを論じ合っていたのですから。

     私たちにはすでに完結した聖書をこの手に持っています。実際の所、十二使徒のリーダーとなるのは、シモン・ペテロであることをすでに知っています。

     しかしそのペテロが、真のリーダーになる為には、その高慢や、傲慢さを打ち砕かれなければならないのです。

     大祭司の庭におけるシモン・ペテロの三度に渡る主イエス様の否定こそが、彼が真のリーダーとなる為の、ステップだったのです。

     主イエス様が用いられる人物は、挫折や落胆の道を一度通った者なのです。自己を砕かれ、主の御前にへりくだった者なのです。

     この時、カペナウムの帰路において、具体的にどのような話し合いがなされたのかは、詳しく書かれてはいませんから推測するしかありませんが、自分こそが一番だと主張出来る者は、そう多くはいなかったでしょう。

     可能性があるとしましたら、バプテスマのヨハネの弟子であったアンデレとゼベタイの子ヨハネ、そしてただ一人ガリラヤ湖の水の上を、イエス様と共に歩いたペテロ、そしてあえてもう一人加えるのならゼベタイの子ヤコブでしょうか。
     彼らがどのような言い争いをしたのか、ぜひ聞いて見たいものです。》

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