◇◆◇日々のみ言葉
2017年7月3日(月)
◎聖書箇所 【ルカの福音書10章5節】
10:5「どんな家にはいっても、まず、『この家に平安があるように。』と言いなさい。」
◎ショートメッセージ
《引き続き、主イエス様が、十二使徒とは別に七十人を定め、ご自分が行くつもりのすべての町や村へ、ふたりずつ先に遣わした時に、彼らに言われた教えについて学んで行きます。
「さあ、行きなさい。いいですか。私があなたがたを遣わすのは、狼の中に小羊を送り出すようなものです。財布も旅行袋も持たず、くつもはかずに行きなさい。誰にも、道であいさつしてはいけません。」
そして次に言われた言葉が、本日の聖書箇所となります。
『この家に平安があるように。』
ここで「平安」と言う言葉に使われている原語は、「シャローム」です。イスラエルでは、挨拶にも使われています。
「この家に平和があるように。」と言う訳の方が、原語通りの意味です。
イエス様は、「平和の君」あるいは、「平和の王子」とも呼ばれています。
『ひとりのみどりごが、私たちのために生まれる。ひとりの男の子が、私たちに与えられる。主権はその肩にあり、その名は「不思議な助言者、力ある神、永遠の父、平和の君」と呼ばれる。(イザヤ書9:6)』
それは、主イエス様が、この地上に本当の平和を作りだしてくださる方だからです。
やがて、イエス様は十字架にかけられ、死んでくださり、神様への反逆者である私たち人間と父なる神様と和解する働きをしてくださるからです。
さて、十二使徒に続く七十人の弟子たちに、主イエス様は、彼らが立ち寄る家々に、「平和があるように。」と、まず最初に言いなさい、と言われたのです。そして、それはどんな家であったとしてもです。
その町で、あるいはその村で、評判の良い家であっても、また評判のあまり良くない家であってもです。もしその家に招待されたのなら、一番最初に「この家に平和があるように。」と言いなさい、と言うことなのです。
と言うことは、彼らは「平和」を「平安」を与える者、あるいは運ぶ者であることを意味しています。
それはつまり、イエス様が授けられた権威によって、イエス様の代理者として、彼らが戸を開けて、立ち寄る家々には、「平和」が「平安」がついて行くことを意味しています。
これは彼らだけに当てはまるのではありません。主イエス様に従うすべての者に、与えられていると、私は考えるのです。自分の家に入る時であっても、この言葉の力は大きく働くと、私は考えているのです。》