• 日々のみ言葉 2017年11月21日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2017年11月21日(火)

    ◎聖書箇所 【ルカの福音書15章1節~2節】
    15:1さて、取税人、罪人たちがみな、イエスの話を聞こうとして、みもとに近寄って来た。
    15:2 すると、パリサイ人、律法学者たちは、つぶやいてこう言った。「この人は、罪人たちを受け入れて、食事まで一緒にする。」

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所から学びます。

     さてルカは、イエス様のおられる所へ、取税人や罪人たちが、イエス様の話を聞こうとして、みもとにやって来たことを書いています。

     この取税人と罪人たちは、ユダヤ人でありながら、ユダヤ社会から追放された人々でした。特に彼らを毛嫌いしていたのが、パリサイ人たちだったのです。

     パリサイ人と言う日本語訳は、本当は不自然なのです。パリサイと言う国に住んでいる民族を表わしているのではありません。ユダヤの律法学者たちの中にある様々な宗派、あるいは学派の中の一つで、最も力があるとされていたパリサイ派に所属する律法学者を指していたのです。
     つまり「パリサイ派に所属する律法学者」が、本来の訳になるのです。それを省略して日本語訳では、パリサイ人と称しているわけです。

     彼らは、厳格に彼らの定めた口伝律法である「ミシュナ」に従って生きていました。それゆえ一般のユダヤ人から多大な尊敬を受け、またラビとして信頼されていたのです。

     もちろん彼らは、仲間意識をしっかりと持っていました。

     さて取税人と言いますと、私たちは十二使徒の中に二人の取税人がいることを知っています。マタイと呼ばれたレビ、そして彼の弟であるアルパヨの子ヤコブです。

     当時、取税人たちは、ローマ帝国に仕える「犬」とも、言われていました。様々なメガロポリスでは、取税所があって、ローマ皇帝は税の取り立てを、同胞ユダヤ人に任せると言った政策を取ったのです。

     彼らの徴税に対する手数料は、一定の率が定められていましたが、そんなことを守る取税人などいるはずもなく、本来納める税の何倍もの金額を徴税していたのが、当たり前だったのです。まさしく彼らは盗人でした。

     しかし主イエス様は、その取税人の中から、十二使徒として、カペナウムの取税人頭のレビを選ばれたのです。

     取税人たちは、同胞ユダヤ人から忌み嫌われていましたから、彼らもパリサイ人と同じように、しっかりとした仲間意識を持っており、また助け合っていたとも考えられるのです。彼らは力強い絆で結ばれていたのです。

     それゆえ、取税人の中から十二使徒に選ばれ、名前をレビから改めたマタイ、またその弟ヤコブを慕っている彼らの仲間が二人の使徒を頼って、主イエス様の御もとに話を聞きにやって来たことは、決して偶然ではないのです。

     このことを考えますと、私は強く思うのです。日本においてクリスチャンの数は、まるで当時の取税人の数のごとく、非常に少ないと言えます。
     その数少ないクリスチャンが、どうして同じ仲間意識を持って助け合えないのでしょうか。なぜ教派の違いで、互いに裁き合ったり、また認め合わないのでしょうか。

     クリスチャン同士、プロテスタントであっても、またカトリックであったとしても、主イエス様の御前では、同じ兄弟・姉妹なのです。

     このままで行きますと、愛する多くの日本の人々は地獄に行くことになります。永遠の滅びの中に失われて行くのです。
     日本にリバイバルが起きる為には、数少ないクリスチャン同士が、聖霊様によって一致団結することが必要不可欠なのです。

     祈りましょう。祈り求めましょう。祈り続けましょう。そして互いに愛し、手を取り合ましょう。そうすれば、必ず日本に大リバイバルを聖霊様が起こして下さいます。》

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