◇◆◇日々のみ言葉
2018年12月20日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き5章41節~42節】
5:41そこで、使徒たちは、御名のためにはずかしめられるに値する者とされたことを喜びながら、議会から出て行った。
5:42 そして、毎日、宮や家々で教え、イエスがキリストであることを宣べ伝え続けた。
◎ショートメッセージ
《ユダヤ最高議会は、ガマリエルに説得され、再び使徒たちを被告席に呼んで命じました。
「今後いっさい、イエスの名によって語ってはならない。」
そして、使徒たちをむち打ち、釈放したのです。ユダヤの会堂で行なわれたむち打ちの刑は、律法で四十以上むち打つことが禁止されていましたので、この限界を越えないようにする為、三十九回で止めていたのです。
申命記によりますと、
『人と人との間で争いがあり、彼らが裁判に出頭し、正しいほうを正しいとし、悪いほうを悪いとする判決が下されるとき、もし、その悪い者が、むち打ちにすべき者なら、さばきつかさは彼を伏させ、自分の前で、その罪に応じて数を数え、むち打ちにしなければならない。四十までは彼をむち打ってよいが、それ以上はいけない。それ以上多くむち打たれて、あなたの兄弟が、あなたの目の前で卑しめられないためである。(申命記25:1~25:3)』と書かれています。
しかしイエス様は、ユダヤの会堂ではなく、ローマ総督ポンテオ・ピラトの宿営地であるアントニヤ要塞にてむち打たれたのです。
異邦人ですから、律法を守るわけもなく、おそらくイエス様は、半死の状態になるまで、むち打たれたに違いありません。
しかもローマ兵が用いるむちは、単なるむちではなく、その先には、獣の鋭い骨や金属片がついていたのです。
よってイエス様の背中は、背骨が見えるほどにズタズタに引き裂かれたのです。
だからこそ、シモン・ペテロが言うのです。
『キリストの打ち傷のゆえに、あなたがたは、いやされたのです。(第Ⅰペテロ2:24抜粋)』と。
さて、議会から釈放された使徒たちは、御名のためにはずかしめられるに値する者とされたことを喜びながら教会に戻って行きました。
しかし、負けることなく、毎日、神殿や信徒たちの家々で教え、イエス様が「救い主」であることを宣べ伝え続けたのです。
その報告がすぐに議会に伝えられたことは、当然のことです。
そして怒りに燃えたユダヤの指導者たちによって、ついに信徒たちへの迫害が始まることになるのです。
主イエス様が言われた通りです。
『しもべはその主人にまさるものではない、と私があなたがたに言った言葉を覚えておきなさい。もし人々が私を迫害したなら、あなたがたをも迫害します。もし彼らが私の言葉を守ったなら、あなたがたの言葉をも守ります。しかし彼らは、私の名のゆえに、あなたがたに対してそれらのことをみな行ないます。それは彼らが私を遣わした方を知らないからです。(ヨハネの福音書15:20~15:21)』と。》