◇◆◇日々のみ言葉
2019年4月20日(土)
◎聖書箇所【使徒の働き10章11節~15節】
10:11 見ると、天が開けており、大きな敷布のような入れ物が、四隅をつるされて地上に降りて来た。
10:12 その中には、地上のあらゆる種類の四つ足の動物や、はうもの、また、空の鳥などがいた。
10:13 そして、彼に、「ペテロ。さあ、ほふって食べなさい。」という声が聞こえた。
10:14 しかしペテロは言った。「主よ。それはできません。私はまだ一度も、きよくない物や汚れた物を食べたことがありません。」
10:15 すると、再び声があって、彼にこう言った。「神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない。」
◎ショートメッセージ
《「使徒の働き」に戻ります。
『その翌日のことです。』
と言うことは、カイザリヤからヨッパまでは、丸一日かかることになります。コルネリオが遣わした、信頼出来る二人のしもべと、百人の部下の中から、最も敬虔な部下一人の併せて三人が、近くまでやって来た時のことです。
そんなことが起きていようとは、露ほどにも知るはずのないシモン・ペテロは、ユダヤ人の慣習に従って、昼の十二時の祈りをするために屋上に上ったのです。
するとペテロは非常に空腹を覚え、何か無性に食べたくなったのです。一階の台所では、皮なめしのシモンの妻とそのしもべたちが、食事の用意をしています。
下の方から、おいしそうな香りが上って来ます。そうこうしているうちに、ペテロはうっとりと夢ごこちになってしまいました。
すると夢の中で、シモン・ペテロがふと見上げると、天が開けて、大きな敷布のような入れ物が、四隅をつるされて地上に降りて来たと言うのです。
皆さん。この場面に見覚えがないでしょうか。
これは、ペテロにとっては忘れ得ぬ出来事なのです。その再現とも言うべきことを、主イエス様は見せておられます。
マルコの福音書によれば、
『数日たって、イエスがカペナウムにまた来られると、家におられることが知れ渡った。
それで多くの人が集まったため、戸口のところまですきまもないほどになった。この人たちに、イエスはみ言葉を話しておられた。
そのとき、ひとりの中風の人が四人の人にかつがれて、みもとに連れて来られた。群衆のためにイエスに近づくことができなかったので、その人々はイエスのおられるあたりの屋根をはがし、穴をあけて、中風の人を寝かせたままその床をつり降ろした。(マルコの福音書2:1~2:4)』と、三つの共観福音書に掲載されている「中風の人のいやし」の場面です。
この出来事は、カペナウムのシモン・ペテロの家で起きたことなのです。ペテロは、屋根を壊されて、一体どれほどに怒ったことでしょうか。
この時、ペテロはイエス様のすぐ側に座っていました。なぜなら家の主(あるじ)であったからです。何もかもがほこりだらけになってしまいました。忘れもしないその時のことを、ペテロは思い出したに違いありません。
明日は「イースター」ですから、主イエス様の復活について学びましょう。
そして、4月22日(月)から、また使徒の働きに戻ります。》