• 日々のみ言葉 2019年6月17日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年6月17日(月)

    ◎聖書箇所【使徒の働き12章20節~23節】
    12:20 さて、ヘロデはツロとシドンの人々に対して強い敵意を抱いていた。そこで彼らはみなでそろって彼をたずね、王の侍従ブラストに取り入って和解を求めた。その地方は王の国から食糧を得ていたからである。
    12:21 定められた日に、ヘロデは王服を着けて、王座に着き、彼らに向かって演説を始めた。
    12:22 そこで民衆は、「神の声だ。人間の声ではない。」と叫び続けた。
    12:23 するとたちまち、主の使いがヘロデを打った。ヘロデが神に栄光を帰さなかったからである。彼は虫にかまれて息が絶えた。

    ◎ショートメッセージ
    《ガリラヤとペレヤの国主ヘロデ・アンティパスは、ヘロデ大王の第4の妻の息子です。第3の妻マリアンネの息子で、兄ヘロデ・ピリポの妻ヘロデヤと通じ、後に彼女と結婚しました。その連れ子サロメは、姪にあたります。

     ヘロデ大王が、幼子イエス様を殺そうとしたことは、明白です。この王は、ベツレヘムの2歳以下の男子の幼子を殺戮すると言う大罪を犯しました。紀元前4年に、ついに神様の裁きを受け、ヘロデ大王は奇病で死んで行きます。

     そしてその子どもであるヘロデ・アンティパス。

     バプテスマのヨハネの首をはね、神の御子イエス様を嘲笑し十字架につけ、次には使徒ヤコブを殺し、ペテロをも殺そうとして捕らえ、そのペテロを逃がしたと言う罪で、16名の兵士を殺すと言う罪に罪を重ねて来ました。

     主イエス様は、このヘロデ・アンティパスの罪の為にも十字架に掛かられたのでしょうか。もちろんそうです。そしてよみがえって下さったのです。

    「過越の祭」が終わり、16名の部下を処刑すると、いつものようにアンティパスは、エルサレムを後にし、カイザリヤに向かいます。

     すると、カイザリヤに地中海沿岸の都市であるツロとシドンの国王から使者が訪ねて来たのです。それは、アンティパスが、自分たちの国に対して怒りを覚えていたからです。なぜアンティパスが、ツロとシドンに対して敵意を持っていたのかについては、聖書には、その理由は書かれていません。

     しかし彼らは、ヘロデ・アンティパスの侍従ブラストに取り入って和解を求めました。なぜなら、ツロとシドンは、ガリラヤから穀物を購入していたからです。もし穀物の供給をストップされてしまいますと、死活問題になるのは目に見えるほど明らかでした。

     和解が成立し、アンティパスは国賓として、ツロとシドンに向かいます。しかし、アンティパスは二度とカイザリヤに戻ることはありませんでした。

     恵みと哀れみに満ちた神様は、罪を犯し続ける者に対し、何度も忠告をし、悔い改めることを促しますが、それでも神様を神様とも思わず反逆し続ける者には、ついに裁きを下されるのです。

     私たちは、決して神様を侮ってはならないのです。生ける神様の手に陥ることは恐ろしいことだからです。
     明日も同じ箇所からとなります。》

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