◇◆◇日々のみ言葉
2019年6月20日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き12章24節~25節】
12:24 主のみ言葉は、ますます盛んになり、広まって行った。
12:25 任務を果たしたバルナバとサウロは、マルコと呼ばれるヨハネを連れて、エルサレムから帰って来た。
◎ショートメッセージ
《昨日まで数回にわたって、ガリラヤとペレヤの国主ヘロデ・アンティパスへの神様の裁きについて学んで来ました。
今日は、使徒の働き12章の最後の学びとなります。
さて神様によって、教会を迫害し、使徒たちの命を狙っていたアンティパスは、二度とエルサレムに戻って来ることはありませんでした。アンティパスの死後は、ヘロデ・アグリッパが王となります。
この王は、パウロと非常に関係が深い王となります。
使徒の働き25章によりますと、ヘロデ・アグリッパは、ポンテオ・ピラトが失脚し、その後継者のローマ総督ベリクスの次に、新しいローマ総督に任ぜられたフェストに敬意を表わす為にカイザリヤにやって来たのです。その時に捕らえられていた囚人パウロの裁判に出席します。
使徒の働きには、
『数日たってから、アグリッパ王とベルニケが、フェストに敬意を表するためにカイザリヤに来た。ふたりがそこに長く滞在していたので、フェストはパウロの一件を王に持ち出してこう言った。「ペリクスが囚人として残して行ったひとりの男がおります。」(使徒の働き25:13~25:14』と書き記されています。
使徒の働き13章の現時点よりも、かなり先の話となります。
さて、使徒たちを迫害したヘロデ・アンティパスはいなくなりました。それゆえ、また使徒たちもエルサレムに戻って来たと思われます。
よって、主イエス様の福音(み言葉)は、ますます盛んになり、広まって行きました。多くのユダヤ人だけでなく、バルナバとサウロの働きを通して、異邦人であるギリシヤ人やローマ人たちが救われ、主の群れに加えられて行ったのです。
さて、任務を果たしたバルナバとサウロは、マルコと呼ばれるヨハネを連れて、エルサレムからアンテオケに戻って来ました。
この二人の任務とは、
『アンテオケに下って来た預言者アガボが、世界中に大ききんが起こると御霊によって預言し、それがローマ皇帝クラウデオの治世に起こった。そこで、アンテオケの弟子たちは、それぞれの力に応じて、ユダヤに住んでいる主にある兄弟たちに救援物質を送ることを決めた。彼らはそれを実行して、バルナバとサウロをエルサレムに遣わした。』ことです。
その任務を無事に果たして、彼らはアンテオケに戻って来たと言うことです。その時バルナバは、従兄弟のヨハネ・マルコをエルサレムから連れて来ました。
この時のヨハネ・マルコは、おそらく20代後半ではなかったかと思われます。マルコは、公生涯における主イエス様を知っていました。
しかし主イエス様がおられたその頃は、バル・ミツバを受けるか受けないかの時期ではなかったかと思われます。すなわち13歳前後と言うことです。》