• 日々のみ言葉 2019年6月27日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年6月27日(木)

    ◎聖書箇所【使徒の働き13章2節】
    13:2 彼らが主を礼拝し、断食をしていると、聖霊が、「バルナバとサウロを私の為に聖別して、私が召した任務につかせなさい。」と言われた。

    ◎ショートメッセージ
    《さて、アンテオケ教会には、バルナバ、ニゲルと呼ばれるシメオン、クレネ人ルキオ、国主ヘロデの乳兄弟マナエン、サウロなどという預言者や教師がいたことを、ルカは書き記しています。

     その彼らが礼拝していたと言うことは、どのようなことかと言いますと、バルナバ、シメオン、マナエン、そしてサウロも正統的なユダヤ人でしたから、ユダヤの慣習に従って安息日の礼拝を行なっていたのではないでしょうか。もちろん彼らが礼拝するのは、主イエス様です。
     なぜならルカは、はっきりと「主を礼拝」していたと明確に示していますから、礼拝の対象なるお方は、普段ユダヤ人が礼拝している神様ではなく、主イエス様であることは、間違いありません。(多くのユダヤ人はイエス様をメシヤとしては認めていません。)

     次に「断食し」ていたこととは、二つのケースが考えられます。律法には、ユダヤ人の男子は一年に一度断食しなければならないことが書かれています。

     レビ記によりますと、
    『以下のことはあなたがたに、永遠のおきてとなる。第七の月の十日には、あなたがたは身を戒めなければならない。この国に生まれた者も、あなたがたの中の在留異国人も、どんな仕事もしてはならない。なぜなら、この日に、あなたがたをきよめるために、あなたがたの贖いがなされるからである。あなたがたは、主の前でそのすべての罪からきよめられるのである。これがあなたがたの全き休みの安息であり、あなたがたは身を戒める。これは永遠のおきてである。(レビ記16:29~16:31)』と書かれています。

     第七の月とは、今日(こんにち)の十月にあたります。ちょうどこの時と礼拝が重なったケースが考えられるのです。

     そしてもう一つのケースは、主イエス様が断食されたからです。公生涯に入られる前に、イエス様は御霊に導かれて四十日四十夜断食されました。
     この時にも、アンテオケ教会の指導者たちは、御霊(聖霊)に導かれて断食したのかも知れません。

     その彼らに、聖霊が語られます。
    「バルナバとサウロを私の為に聖別して、私が召した任務につかせなさい。」

     尾山令仁先生は、「アンテオケ教会には預言者が存在していたから、この言葉は預言者を通して与えられた。」と言う立場を取っています。もちろんそのような場合もあり得ます。

     しかし私は、聖霊様が、そこに同席していた者たちに、同じ思いを与えられたと考えるのです。
     聖霊様がか細い静かな声で、断食し祈っていた全員の耳に、語りかけられたのではないでしょうか。
     明日も同じ箇所からの続きとなります。》

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