• 日々のみ言葉 2019年6月29日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年6月29日(土)

    ◎聖書箇所【使徒の働き13章3節】
    13:3 そこで彼らは、断食と祈りをして、ふたりの上に手を置いてから、送り出した。

    ◎ショートメッセージ
    《宣教の中心はエルサレムではなく、アンテオケに移ろうとしていました。アンテオケ教会は、使徒たちではなく、エルサレムを追放された信徒たちの伝道によって出来た教会です。つまり平信徒の働きによって、そこに教会が設立されたのです。

     その教会に、エルサレムからクリスチャンを迫害し追放した張本人であるサウロが、そこを中心として宣教活動を行なうことになるとは、いったい誰が想像出来ると言うのでしょう。
     本当に主イエス様のなされる御わざには驚かされます。まさにすべてを益となされるのです。
     そこには、サウロの盟友であり同労者バルナバ。そしてイエス様の代わりに、十字架をゴルゴタの丘まで運んだとされるシメオン。最後までパウロの側を離れなかった医者ルカことクレネ人ルキオ。
     ヘロデ・アンティパスが生きていた間、王を支えた宮廷の高官マナエン。

     まさにイエス様が選ばれた個性的な、また様々な状況から選び出された、主のエキスパートが集まめられていたわけなのです。

     そんな彼らが、安息日に主を礼拝し、断食をしていると、聖霊様が語られました。
    「バルナバとサウロを私の為に聖別して、私が召した任務につかせなさい。」

     この任務こそが、ユダヤ人以外の人々、すなわち異邦人伝道であったわけです。そしてそれは「世界宣教」へとつながって行くことになるのです。

    「そこで彼らは、断食と祈りをした」こととは、このことが本当に主イエス様の御旨であること、またこの教会から、バルナバとサウロという働き人を本当に送り出すべきか否か、祈り求めたことを意味します。

     そして全員が一致して、主イエス様の御旨であることを確信すると、ふたりの上に手を置きます。

     使徒の働きによりますと、
    『その頃、弟子たちがふえるにつれて、ギリシヤ語を使うユダヤ人たちが、ヘブル語を使うユダヤ人たちに対して苦情を申し立てた。彼らのうちのやもめたちが、毎日の配給でなおざりにされていたからである。
     そこで、十二使徒は弟子たち全員を呼び集めてこう言った。
    「私たちが神のことばをあと回しにして、食卓のことに仕えるのはよくありません。そこで、兄弟たち。あなたがたの中から、御霊と知恵とに満ちた、評判の良い人たち七人を選びなさい。私たちはその人たちをこの仕事に当たらせることにします。そして、私たちは、もっぱら祈りとみ言葉の奉仕に励むことにします。」
     この提案は全員の承認するところとなり、彼らは、信仰と聖霊とに満ちた人ステパノ、およびピリポ、プロコロ、ニカノル、テモン、パルメナ、アンテオケの改宗者ニコラオを選び、この人たちを使徒たちの前に立たせた。そこで使徒たちは祈って、手を彼らの上に置いた。(使徒の働き6:1~6:6 )』と書かれています。

     これが按手礼の始まりとされています。この時も、使徒たちが行なったように、アンテオケ教会の指導者たちは、バルナバとサウロに按手し、送り出したのです。

     また伝道チームが常に二人一組であることも、かつて主イエス様が十二使徒を同じように派遣されたからです。
     いよいよ異邦人への伝道と、救いの扉が本格的に開かれようとしています。》

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