◇◆◇日々のみ言葉
2019年7月4日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き13章9節~12節】
13:9 しかし、サウロ、別名でパウロは、聖霊に満たされ、彼をにらみつけて、
13:10 言った。「ああ、あらゆる偽りとよこしまに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵。おまえは、主のまっすぐな道を曲げることをやめないのか。
13:11 見よ。主の御手が今、おまえの上にある。おまえは盲になって、しばらくの間、日の光を見ることができなくなる。」と言った。するとたちまち、かすみとやみが彼をおおったので、彼は手を引いてくれる人を捜し回った。
13:12 この出来事を見た総督は、主の教えに驚嘆して信仰にはいった。
◎ショートメッセージ
《バルナバとサウロ、そしてその助手であるヨハネ・マルコ。この三人による伝道チームは、サラミスから始めて、キプロス島全体を巡回し、ついには首都であるパポスまでたどりつきました。
するとそこで、にせ預言者で、名をバルイエスというユダヤ人の魔術師に出会ったのです。出会ったと言うよりも、敵である悪魔が対決する為によこして来たのです。
この男は何と、ローマの地方総督セルギオ・パウロのもとに仕えていました。この総督は賢明な人であって、バルナバとサウロを招いて、神の言葉を聞きたいと思っていたのです。さっそく使いが出され、二人はローマ総督の滞在する城にやって来ました。
ところが、魔術師エルマ(バルイエスの別名)は、バルナバとサウロに反対して、異邦人であるローマ総督が、主イエス様を信じて救われることを、何としても阻止する為に立ちはだかったと言うわけです。
しかしサウロは、聖霊様に満たされ、彼をにらみつけました。この時から、名前がサウロからパウロへと代わることになります。
パウロは大胆に、そして権威を持って命じます。
「ああ、あらゆる偽りとよこしまに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵。おまえは、主のまっすぐな道を曲げることをやめないのか。見よ。主の御手が今、おまえの上にある。おまえは盲になって、しばらくの間、日の光を見ることができなくなる。」
その瞬間、バルイエスの目は閉じられ、かすみとやみがおおったので、彼は自分の両手を前に出して、手を引いてくれる人を捜し回ったのです。
この光景すべてを、自分の目で見たローマ総督セルギオ・パウロは、イエス様がまことの神様であることを確信し、主イエス様への信仰の道に入ったのです。
後にセルギオ・パウロは、ガリラヤの執務官となって移動することになります。イエス様の初期伝道の中心となったガリラヤにおいて、良い政治を行なったことが称えられたことも、やはり彼が信仰を持っていたからではないでしょうか。
またイエス様の足取りをたどりたかったのではないでしょうか。明日も同じ箇所から考えて見たいと思います。》