• 日々のみ言葉 2019年7月5日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年7月5日(金)

    ◎聖書箇所【使徒の働き13章9節~12節】
    13:9 しかし、サウロ、別名でパウロは、聖霊に満たされ、彼をにらみつけて、
    13:10 言った。「ああ、あらゆる偽りとよこしまに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵。おまえは、主のまっすぐな道を曲げることをやめないのか。
    13:11 見よ。主の御手が今、おまえの上にある。おまえは盲になって、しばらくの間、日の光を見ることができなくなる。」と言った。するとたちまち、かすみとやみが彼をおおったので、彼は手を引いてくれる人を捜し回った。
    13:12 この出来事を見た総督は、主の教えに驚嘆して信仰にはいった。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からとなります。

     バルイエス、別名魔術師エルマは、ローマ総督セルギオ・パウロに会いに来たバルナバとサウロを妨害する為に、立ちはだかったのです。

     しかし聖霊に満たされたサウロは、彼をにらみつけて命じました。
    「ああ、あらゆる偽りとよこしまに満ちた者、悪魔の子、すべての正義の敵。おまえは、主のまっすぐな道を曲げることをやめないのか。見よ。主の御手が今、おまえの上にある。おまえは盲になって、しばらくの間、日の光を見ることができなくなる。」

     この言葉に聞き覚えはありませんか。
     いや、バルイエスの身に起こった裁きに、何か思い当たる節がありませんか。

     そうです。
     ダマスコ途上で起こった出来事です。
     使徒の働きによりますと、
    『さてサウロは、なおも主の弟子たちに対する脅かしと殺害の意に燃えて、大祭司の所に行き、ダマスコの諸会堂あての手紙を書いてくれるよう頼んだ。それは、この道の者であれば男でも女でも、見つけ次第縛り上げてエルサレムに引いて来る為であった。
     ところが、道を進んで行って、ダマスコの近くまで来たとき、突然、天からの光が彼を巡り照らした。
     彼は地に倒れて、
    「サウロ、サウロ。なぜ私を迫害するのか。」
     という声を聞いた。彼が、
    「主よ。あなたはどなたですか。」
     と言うと、お答えがあった。
    「私は、あなたが迫害しているイエスである。立ち上がって、町にはいりなさい。そうすれば、あなたのしなければならないことが告げられるはずです。」
     同行していた人たちは、声は聞こえても、誰も見えないので、ものも言えずに立っていた。サウロは地面から立ち上がったが、目は開いていても何も見えなかった。そこで人々は彼の手を引いて、ダマスコへ連れて行った。(使徒の働き9:1~9:8)』と書かれています。
     この後、サウロは三日間目が見えなかったのです。アナニヤに触れられて祈ってもらうまでは。

     サウロは、「おまえは盲になって、しばらくの間、日の光を見ることができなくなる。」と命じました。
    「おまえは盲になって、永遠に、日の光を見ることができなくなる。」とは言わなかったのです。
     サウロは、バルイエスの中に、かつての自分を見たのです。
     主イエス様に出会う前の自分を。
     彼にも悔い改めの機会を与えたのです。このあたりは、シモン・ペテロとは、ずいぶん違います。アナニヤとサッピラは、悔い改めの機会をも与えられず、裁かれてしまったのですから。

     主イエス様は、バルイエスの為にも十字架に掛かられ死んで下さったのです。

     明日も同じ箇所からです。》

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