• 日々のみ言葉 2019年11月15日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年11月15日(金)

    ◎聖書箇所【使徒の働き17章34節】
    17:34 しかし、彼につき従って信仰にはいった人たちもいた。それは、アレオパゴスの裁判官デオヌシオ、ダマリスという女、その他の人々であった。

    ◎ショートメッセージ
    《今日で「使徒の働き」17章は最後の学びとなります。明日から18章に入ります。

     よって、パウロがアテネ市アレオパゴス議会において語ったメッセージを、もう一度全文を読みかえしてみましょう。

    「アテネの人たち。あらゆる点から見て、私はあなたがたを宗教心にあつい方々だと見ております。
     私が道を通りながら、あなたがたの拝むものをよく見ているうちに、『知られない神に。』と刻まれた祭壇があるのを見つけました。そこで、あなたがたが知らずに拝んでいるものを、教えましょう。
     この世界とその中にあるすべてのものをお造りになった神は、天地の主ですから、手でこしらえた宮などにはお住みになりません。
     また、何かに不自由なことでもあるかのように、人の手によって仕えられる必要はありません。神は、すべての人に、いのちと息と万物とをお与えになった方だからです。
     神は、ひとりの人からすべての国の人々を造り出して、地の全面に住まわせ、それぞれに決められた時代と、その住まいの境界とをお定めになりました。
     これは、神を求めさせるためであって、もし探り求めることでもあるなら、神を見いだすこともあるのです。確かに、神は、私たちひとりひとりから遠く離れてはおられません。
     私たちは、神の中に生き、動き、また存在しているのです。あなたがたのある詩人たちも、『私たちもまたその子孫である。』と言ったとおりです。
     そのように私たちは神の子孫ですから、神を、人間の技術や工夫で造った金や銀や石などの像と同じものと考えてはいけません。
     神は、そのような無知の時代を見過ごしておられましたが、今は、どこででもすべての人に悔い改めを命じておられます。
     なぜなら、神は、お立てになったひとりの人により義をもってこの世界をさばくため、日を決めておられるからです。そして、その方を死者の中からよみがえらせることによって、このことの確証をすべての人にお与えになったのです。」

     ある聖書学者は、パウロのアテネ伝道は失敗であったと評しています。しかし、このメッセージは決して無駄にはなりませんでした。
     このメッセージが心の奥底に届いていた人物が、その議会に存在していたのです。

    「それは、アレオパゴスの裁判官デオヌシオ、ダマリスという女、その他の人々であった。」
     この者たちが、パウロに従ったとルカは書き記しています。

    「裁判官デオヌシオ」とは、エウセビオスによりますと、アテネの初代監督(牧師)になり、殉教したと伝えられています。
     またダマリスとは、「若い雌牛」と言う意味の名前で、ここにしか登場しませんが、おそらくアテネ教会の、婦人執事として用いられたのではないでしょうか。なぜなら、あえてルカが、彼女の名前を書き残しているからです。
     他にも信仰を持った者たちがいたようですが、ルカは詳しくは書いてはいません。

     明日から、18章に入ります。》

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