• 日々のみ言葉 2019年11月21日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年11月21日(木)

    ◎聖書箇所【使徒の働き18章5節】
    18:5 そして、シラスとテモテがマケドニヤから下って来ると、パウロはみ言葉を教えることに専念し、イエスがキリストであることを、ユダヤ人たちにはっきりと宣言した。

    ◎ショートメッセージ
    《パウロはアテネからコリントにやって来ました。コリントはローマのアカヤ州の首都で、ローマ総督が在住し、政治的に、また経済的においても中心になっていた都市でした。
     またアクロコリント山には、女神アフロディテの神殿があり、神殿売春が公に行なわれており、性道徳は乱れ、まさに不品行の町であったのです。

     この時、まだ弟子テモテと同労者であったシラスは、テサロニケにいたのです。彼らはなかなかパウロと合流することは出来ませんでした。
     やがて彼らもパウロの後を追ってアテネに行き、そしてアテネのユダヤ人の会堂で、パウロがコリントに行ったと言う伝言を受け、ようやくコリントにやって来たのです。 ここでルカが「マケドニヤ」と書き記していますが、それはマケドニヤ州の首都テサロニケを指しています。

     さて、先にコリントに到着していたパウロは、アクラとプリスキラ夫婦と出会い、偶然ではなく、主イエス様による必然的配慮から、同業者であることが分かり、「天幕作り」をして働きながら、生活の糧を得ていました。
     そして毎安息日ごとにユダヤ人の会堂に赴いては、集まってくるユダヤ人と改宗した異邦人たちと論じ合っていたわけです。

     そして、ついに待ちに待ったシラスと弟子テモテが合流しました。するとパウロは、「天幕作り」をやめ、主のみ言葉を教えることに専念することが出来たと言うのです。
     このことからも、やはり伝道にかかる旅費の多くを、シラスとテモテが持っていたことは明白です。しかし、例えパウロが無一文であっても、主イエス様は、ご自分の弟子や、ご自分の御名を伝える者に対し、決して飢え死にさせるようなことはなさいません。

     以前イエス様は、十二弟子をユダヤの町や村に遣わしたことがありました。
     ルカによりますと、
    『イエスは、十二人を呼び集めて、彼らに、すべての悪霊を追い出し、病気を直すための、力と権威とをお授けになった。それから、神の国を宣べ伝え、病気を直すために、彼らを遣わされた。
     イエスは、こう言われた。
    「旅のために何も持って行かないようにしなさい。杖も、袋も、パンも、金も。また下着も、二枚は、いりません。どんな家にはいっても、そこにとどまり、そこから次の旅に出かけなさい。人々があなたがたを受け入れない場合は、その町を出て行くときに、彼らに対する証言として、足のちりを払い落としなさい。」(ルカの福音書9:1~9:5)』と書かれています。

     そして、コリントに在住するユダヤ人たちに、主イエス・キリストこそ、聖書に預言された「メシヤ」であり、「救い主」であることを、力強く大胆に証ししたのです。》

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