• 日々のみ言葉 2020年8月17日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年8月17日(月)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書4章13節~16節】
    4:13 そしてナザレを去って、カペナウムに来て住まわれた。ゼブルンとナフタリとの境にある、湖のほとりの町である。
    4:14 これは、預言者イザヤを通して言われた事が、成就するためであった。すなわち、
    4:15「ゼブルンの地とナフタリの地、湖に向かう道、ヨルダンの向こう岸、異邦人のガリラヤ。
    4:16 暗やみの中にすわっていた民は偉大な光を見、死の地と死の陰にすわっていた人々に、光が上った。」

    ◎ショートメッセージ
    《「カナの婚礼」を終えた主イエスは、ナザレからガリラヤ湖畔に有りますカペナウムの漁師町に住むことになります。その理由は、最初の弟子である六人の中に、何と漁師が四人もいたからです。
     それだけではありません。
     やがて使徒のリーダーとなるシモン・ペテロの家がカペナウムにあったからです。また主イエスの面倒を喜んで見る事になるペテロのしゅうとめがいたからです。
     そして、叔母のサロメとその息子であるヤコブとヨハネもカペナウムに住んでいたからです。もちろん何度も、主イエスは家族とこの家にやって来ているはずです。
     そして、カペナウムに住まれたことが、預言者イザヤが預言した成就であることを、マタイは述べています。

     イザヤ書によりますと、
    『しかし、苦しみのあった所に、闇がなくなる。先にはゼブルンの地とナフタリの地は、はずかしめを受けたが、後には海沿いの道、ヨルダン川のかなた、異邦人のガリラヤは光栄を受けた。闇の中を歩んでいた民は、大きな光を見た。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が照った。(イザヤ9:1~9:2)』と書かれています。

     ところで、マタイはなぜこの預言が、主イエスによって成就したことを知っていたのでしょうか。彼はパリサイ人や律法学者ではありません。彼は取税人なのです。しかもカペナウムの取税人の頭であったと伝えられています。
     考えられますことは、主イエスが復活された週の初めの日、すなわち日曜日の夕方に、弟子たちに現われた時に、直接教えられたと思われます。

     取税人は、ユダヤの会堂に入ることは許されず、また異邦人と同じで扱いで、「犬」とされていました。よって安息日ごとに読まれる聖書を聞くことも出来なかったのです。

     そして、マタイが引用した箇所、
    「ゼブルンの地とナフタリの地、湖に向かう道、ヨルダンの向こう岸、異邦人のガリラヤ。暗やみの中にすわっていた民は偉大な光を見、死の地と死の陰にすわっていた人々に、光が上った。」に書かれた、「暗闇の中にすわっていた民」こそ、取税人レビ(マタイ)と、その弟ヤコブのことなのです。

     しかし、広い意味において、以前「闇」の中を歩いていた私たちのことでもあるのです。そんな私たちに「光」である主イエス様が訪れて下さったのです。》

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