• 日々のみ言葉 2020年10月1日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年10月1日(木)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書6章1節~4節】
    6:1「人に見せるために人前で善行をしないように気をつけなさい。そうでないと、天におられるあなたがたの父から、報いが受けられません。
    6:2 だから、施しをするときには、人にほめられたくて会堂や通りで施しをする偽善者たちのように、自分の前でラッパを吹いてはいけません。まことに、あなたがたに告げます。彼らはすでに自分の報いを受け取っているのです。
    6:3 あなたは、施しをするとき、右の手のしていることを左の手に知られないようにしなさい。
    6:4 あなたの施しが隠れているためです。そうすれば、隠れた所で見ておられるあなたの父が、あなたに報いて下さいます。」

    ◎ショートメッセージ
    《主イエスが弟子たちに教えられた「山上の垂訓」の学びも、第6章に入りました。4つの福音書において、これほど詳しく書かれていますのは、マタイの福音書だけです。
     ルカの福音書には、「山上の垂訓」ではなく、「平地の説教」とも呼ばれ、マタイと共通点は有るものの、簡単明瞭にまとめられています。
     おそらく主イエスは、公生涯の初期の頃に、何度も同じ内容のメッセージを語られたのです。それが「山上の垂訓」であり、「平地の説教」なのです。

     さて、ここでも現代訳を掲載したいと思います。
    『6:1「人に見てもらおうとして、人の前で善行をしないように気をつけなさい。そうでないと、天のお父様からは、本当の報いを受けとることはできません。以下、この善行について対人関係のものの中から施しを、対神関係のものの中から祈りを、対自関係のものの中から断食を例に挙げて、説明しましょう。
     6:2 施しをするときには、偽善者たちのように、会堂や街の中で人によく見せようとして、自己宣伝をしてはいけません。確かに、彼らは人々に誉められた時、もうすでに報いを受けてしまっています。
     6:3 あなたは、施しをする時には、人に見せようとしてするのではいけません。
     6:4 あなたのする施しが、人の目を当てにしているのでなければ、必ずすべてのことを見通しておられる天のお父様から、本当の報いをいただくことができます。」
    (マタイの福音書27:23~27:25)』

     主イエス様は、何を教えておられるのでしょうか。それは「動機」なのです。

     人は誰であっても誉められたい存在です。誉められることは、認めてもらうことです。主イエス様は、どのようにして愛する弟子たちを教え導かれたのでしょうか。
     誉めることによって、また認めることによって、そしてさらに愛することによって、導かれたと私は思っています。
     もちろん時には厳しく弟子たちをとがめられたこともありました。
    「引き下がれ。サタン。」

     当時、もっとも人の目に良く映りたいと思っていたのが、パリサイ人や律法学者たちです。また大金持ちも、宮における献金の時に、いかに大きな音を轟かせるかによって、優劣を競っていたのです。まさに、人の目だけを気にし、その心の中には、神に対する恐れも畏敬の念も無きに等しかったのです。
    「動機」が大切です。何の為に、いや誰の為にするのかと言うことが。》

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