• 日々のみ言葉 2020年12月22日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2020年12月22日(火)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書8章28節~29節】
    8:28 それから、向こう岸のガダラ人の地にお着きになると、悪霊につかれた人がふたり墓から出て来て、イエスに出会った。彼らはひどく狂暴で、だれもその道を通れないほどであった。
    8:29 すると、見よ、彼らはわめいて言った。「神の子よ。いったい私たちに何をしようというのです。まだその時ではないのに、もう私たちを苦しめに来られたのですか。」

    ◎ショートメッセージ
    《この出来事については、三つの共観福音書に描かれています。と言うことは非常に大切な事を私たちに教えていることになります。

     マルコの福音書では、
    『こうして彼らは湖の向こう岸、ゲラサ人の地に着いた。
     イエスが舟から上がられると、すぐに、汚れた霊につかれた人が墓場から出て来て、イエスを迎えた。
     この人は墓場に住みついており、もはやだれも、鎖をもってしても、彼をつないでおくことができなかった。彼はたびたび足かせや鎖でつながれたが、鎖を引きちぎり、足かせも砕いてしまったからで、だれにも彼を押えるだけの力がなかったのである。それで彼は、夜昼となく、墓場や山で叫び続け、石で自分のからだを傷つけていた。
     彼はイエスを遠くから見つけ、駆け寄って来てイエスを拝し、大声で叫んで言った。「いと高き神の子、イエスさま。いったい私に何をしようというのですか。神の御名によってお願いします。どうか私を苦しめないで下さい。」(マルコの福音書5:1~5:7)』
    となっています。

     そして、ルカの福音書では、
    『こうして彼らは、ガリラヤの向こう側のゲラサ人の地方に着いた。イエスが陸に上がられると、この町の者で悪霊につかれている男がイエスに出会った。彼は、長い間着物も着けず、家には住まないで、墓場に住んでいた。彼はイエスを見ると、叫び声をあげ、御前にひれ伏して大声で言った。
    「いと高き神の子、イエスさま。いったい私に何をしようというのです。お願いです。どうか私を苦しめないで下さい。」
    それは、イエスが、汚れた霊に、この人から出て行け、と命じられたからである。汚れた霊が何回となくこの人を捕えたので、彼は鎖や足かせでつながれて看視されていたが、それでもそれらを断ち切っては悪霊によって荒野に追いやられていたのである。
    (ルカの福音書8:26~8:29)』と書き記されています。

     三つの共観福音書を比較してみますと、大きな違いが見えて来ます。マタイは悪霊に憑かれた人は、「ふたり」と書き、マルコとルカは、「ひとり」となっています。なぜその事がわかりますかと言いますと、ギリシャ語は単数形と複数形が明確にされているからです。この違いは何なのでしょううか。
     悪霊に憑かれた人は「ふたり」いたのですが、その最も凶暴な者について、マルコとルカは取り上げたと言う解釈が一般的とされています。
     またマルコは、かなり詳しくその状況を描いていますが、それは、彼の福音書の基となったシモン・ペテロの説教において、シモン・ペテロが、デカポリスの町ゲラサの墓に住んでいた凶暴な男のうわさを、良く知っていたことを意味していると思われます。》

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