• 日々のみ言葉 2021年3月20日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年3月20日(土)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書11章20節~24節】
    11:20 それから、イエスは、数々の力あるわざの行なわれた町々が悔い改めなかったので、責め始められた。
    11:21「ああコラジン。ああベツサイダ。おまえたちのうちで行なわれた力あるわざが、もしもツロとシドンで行なわれたのだったら、彼らはとうの昔に荒布をまとい、灰をかぶって悔い改めていたことだろう。
    11:22 しかし、そのツロとシドンのほうが、おまえたちに言うが、さばきの日には、まだおまえたちよりは罰が軽いのだ。
    11:23 カペナウム。どうしておまえが天に上げられることがありえよう。ハデスに落とされるのだ。おまえの中でなされた力あるわざが、もしもソドムでなされたのだったら、ソドムはきょうまで残っていたことだろう。
    11:24 しかし、そのソドムの地のほうが、おまえたちに言うが、さばきの日には、まだおまえよりは罰が軽いのだ。」

    ◎ショートメッセージ
    《主イエス様は、カペナウムにあるシモン・ペテロの家を拠点として、ガリラヤ伝道を行なわれました。
     その町々において、数々の力ある御わざを成されたのです。具体的には、すべての病や様々な不具合をいやされ、悪霊を追い出し解放したことを指しています。

     ここで「コラジン」と言う町の名前があげられています。新約聖書において、この町の名前が登場しますのは、この箇所とルカの福音書における並行記事の箇所だけです。

     ルカによれば、
    『「ああコラジン。ああベツサイダ。おまえたちの間に起こった力あるわざが、もしもツロとシドンでなされたのだったら、彼らはとうの昔に荒布をまとい、灰の中にすわって、悔い改めていただろう。しかし、さばきの日には、そのツロとシドンのほうが、まだおまえたちより罰が軽いのだ。」(ルカの福音書10:13~10:14)』と書かれています。

     ここでも主イエス様は、筆頭に「コラジン」をあげています。ガリラヤ湖の側にあったコラジン、ベツサイダ、カペナウムの三つの町は、現在では共に廃墟と化しています。 特にコラジンは、同定出来る「テル(廃墟の丘)」が見つかっていません。伝承では、カペナウムから3キロほど離れた場所にあったと言われています。

     それでは、主イエス様は、何時この町々に宣教に行かれたのでしょうか。カペナウムの事は聖書に書かれています。おそらくシモン・ペテロのしゅうとめの熱病をいやされた時が、カペナウム宣教の最初になるかと思われます。

     次に「コラジン」と「ベツサイダ」への宣教ですが、あくまでも推測ですが、十二使徒を二人一組、六チームに分けて、ガリラヤ地方に宣教に遣わされた時ではないでしょうか。つまり、その町の出身者がいたのです。
     誰であっても、故郷では歓迎されないものです。主イエスが、故郷ナザレで味わった、同じような処遇を受ける可能性があったからです。それゆえ使徒たちを送り出してから、再びカペナウムに趣き、それからベツサイダへ行き、最後にコラジンを経て、集合する場所に行かれたのではないでしょうか。》

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