• 日々のみ言葉 2021年5月10日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2021年5月10日(月)

    ◎聖書箇所【マタイの福音書13章1節~2節】
    13:1 その日、イエスは家を出て、湖のほとりにすわっておられた。
    13:2すると、大ぜいの群衆がみもとに集まったので、イエスは舟に移って腰をおろされた。それで群衆はみな浜に立っていた。

    ◎ショートメッセージ
    《今日からマタイの福音書の学びも、第13章に入ります。

     マルコの福音書の並行記事では、
    『イエスはまた湖のほとりで教え始められた。おびただしい数の群衆がみもとに集まった。それでイエスは湖の上の舟に乗り、そこに腰をおろされ、群衆はみな岸べの陸地にいた。イエスはたとえによって多くのことを教えられた。(マルコの福音書4:1~4:2抜粋)』と書かれています。

     もちろんこの舟はシモン・ペテロの持ち舟であったと思われます。以前、同じように主イエスがペテロの舟に乗って、群衆に説教をされたことがありました。
     そしてその後、出漁したのです。その時、大漁の為に、ゼベダイの子ヤコブとヨハネが手伝いに来たことがありました。
     今回の場面においても、主イエスはペテロの家に泊まっていました。ガリラヤ宣教は三回にわたって行なわれましたが、カペナウムにあったペテロの家を本拠地としていたわけです。そしてそれは、間違いなく聖書に書かれた預言の成就でもあったのです。

     イザヤによりますと、
    『しかし、苦しみのあった所に、やみがなくなる。先にはゼブルンの地とナフタリの地は、はずかしめを受けたが、後には海沿いの道、ヨルダン川のかなた、異邦人のガリラヤは光栄を受けた。やみの中を歩んでいた民は、大きな光を見た。死の陰の地に住んでいた者たちの上に光が照った。(イザヤ書9:1~9:2)』と書かれています。

     ここに書かれた「大きな光」こそ、主イエスのことです。使徒ヨハネはこう証しています。彼はカペナウム生まれであり、生粋のガリラヤ人でありました。

    『初めに、言葉があった。言葉は神と共にあった。言葉は神であった。この方は、初めに神と共におられた。すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもない。この方にいのちがあった。このいのちは人の光であった。光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。(ヨハネの福音書1:1~1:5)』と。

     マルコの福音書の並行記事によれば、舟から主イエスは多くのたとえを用いて群衆に教えられました。そして、その後に有名な「種を蒔く人」のたとえを話されるのです。
     山梨県立美術館にあります、ジャン・フランソワ・ミレーの絵画「種を蒔く人」は、このたとえがモチーフであると伝えられています。
     また、有名な「落ち穂拾い」も、ルツ記からのインスピレーションであるとの事です。明日から、「種を蒔く人」のたとえをじっくりと学んで行きたいと思います。》

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