◇◆◇日々のみ言葉
2021年8月18日(水)
◎聖書箇所【マタイの福音書18章6節~10節】
18:6「しかし、私を信じるこの小さい者たちのひとりにでもつまずきを与えるような者は、大きい石臼を首にかけられて、湖の深みでおぼれ死んだほうがましです。
18:7 つまずきを与えるこの世は忌まわしいものです。つまずきが起こることは避けられないが、つまずきをもたらす者は忌まわしいものです。」
18:8「もし、あなたの手か足の一つがあなたをつまずかせるなら、それを切って捨てなさい。片手片足でいのちにはいるほうが、両手両足そろっていて永遠の火に投げ入れられるよりは、あなたにとってよいことです。
18:9 また、もし、あなたの一方の目が、あなたをつまずかせるなら、それをえぐり出して捨てなさい。片目でいのちにはいるほうが、両目そろっていて燃えるゲヘナに投げ入れられるよりは、あなたにとってよいことです。
18:10 あなたがたは、この小さい者たちを、ひとりでも見下げたりしないように気をつけなさい。まことに、あなたがたに告げます。彼らの天の御使いたちは、天におられる私の父の御顔をいつも見ているからです。」
◎ショートメッセージ
《現代訳を掲載します。
『「それに反して、私を信じているこのような小さい者たちを、ひとりでもつまずかせる者は、大きな罪を犯したことになります。裁かれても仕方がありません。
ああ、何とわざわいなことなのでしょうか、この世の中にはつまずきがある。信仰のつまずきが起こることは避けられませんが、人をつまずかせる者は災いです。
ですから、もし人をつまずかせるものがあれば、たといそれが自分にとってどんな高価なものであっても、それを取り除くだけの勇気が必要です。永遠に祝福を受けるほうが、永遠に呪いを受けるよりは、はるかにましです。
あなたがたは、この小さい者たちを、ひとりでも軽んじないように気をつけなさい。良く言っておきますが、確かに、彼らの御使いたちは、天のお父様の御顔を、いつも天で仰いでいます。」(現代訳 マタイの福音書18:6~18:10)』
当時のユダヤ社会は、徹底的な男性社会でした。四つの福音書のすべてに書き記されている奇跡は、「五千人の給食」です。しかし、この数は男性の数だけなのです。
マタイの福音書によりますと、
『そしてイエスは、群衆に命じて草の上にすわらせ、五つのパンと二匹の魚を取り、天を見上げて、それらを祝福し、パンを裂いてそれを弟子たちに与えられたので、弟子たちは群衆に配った。人々はみな、食べて満腹した。そして、パン切れの余りを取り集めると、十二のかごにいっぱいあった。食べた者は、女と子どもを除いて、男五千人ほどであった。(マタイの福音書14:19~14:21)』と書かれています。
実際にこの奇跡を味わったのは、女性と子どもたちを入れますと、二万人以上の人々であったと伝えられています。このように、当時は女性と子どもたちは、まさに「小さい者たち」であったのです。公生涯において、主イエスは女性(特に妻)の立場と権利について、擁護される教えをされています。明日も同じ箇所からです。》