◇◆◇日々のみ言葉
2015年6月21日(日)
◎聖書箇所 【マルコの福音書1章2節】
1:2 預言者イザヤの書にこう書いてある。「見よ。わたしは使いをあなたの前に遣わし、あなたの道を整えさせよう。
1:3 荒野で叫ぶ者の声がする。『主の道を用意し、主の通られる道をまっすぐにせよ。』」そのとおりに、
1:4 バプテスマのヨハネが荒野に現われて、罪が赦されるための悔い改めのバプテスマを説いた。
◎ショートメッセージ
《この箇所は、実はイザヤ書だけからの引用ではない。2節はマラキ書3章から、そして3節がイザヤ書40章からの引用である。このように複数の預言をまとめて引用する場合には、大預言書の名前を最初に上げて、小預言書の名前は省略することが当時の慣習であった。もちろん預言に上下はない。すべては聖霊なる方が語られ、その人物を用いて書き記されたからである。救い主が来られる前に、神はその準備としてバプテスマのヨハネを送られた。もちろんイザヤ書そしてマラキ書の預言の成就でもあったが。ヨハネは、罪が赦される為の悔い改めを説き、人々にバプテスマを授けていた、というのである。ヨハネは「罪」が具体的に何であるのかを、人々に指し示した。「罪」が分からなければ、私たちに「救い主」は必要ではない。「罪」が分からなければ、「十字架」の意味を知ることはできない。引用された預言書の聖句における「あなた」、そして「主」とは、もちろんイエス・キリストを指し示す。この方が「救い主」であられる。
さて自分を振り返って見よう。昨日は、罪を犯さなかっただろうか。聖霊なるお方に、今一度、心を探っていただき、もし示されることがあれば、主の御前に、その罪を告白し赦していただこうではないか。そして新たな赦しと力をいただき、今日も一歩前進して行く者でありたい。》