◇◆◇日々のみ言葉
2015年6月23日(火)
◎聖書箇所 【マルコの福音書1章7節~8節】
1:7 彼は宣べ伝えて言った。「私よりもさらに力のある方が、あとからおいでになります。私には、かがんでその方のくつのひもを解く値うちもありません。
1:8 私はあなたがたに水でバプテスマを授けましたが、その方は、あなたがたに聖霊のバプテスマをお授けになります。」
◎ショートメッセージ
《バプテスマのヨハネは、ユダヤの人々に「悔い改めよ」と宣べ伝えていた。またそのためにはどうしたら良いのか、さえも具体的に教えていた。ルカは、その様子を詳細に書き記している。『群衆はヨハネに尋ねた。「それでは、私たちはどうすればよいのでしょう。」彼は答えて言った。「下着を二枚持っている者は、一つも持たない者に分けなさい。食べ物を持っている者も、そうしなさい。」取税人たちも、バプテスマを受けに出て来て、言った。「先生。私たちはどうすればよいのでしょう。」ヨハネは彼らに言った。「決められたもの以上には、何も取り立ててはいけません。」兵士たちも、彼に尋ねて言った。「私たちはどうすればよいのでしょうか。」ヨハネは言った。「だれからも、力ずくで金をゆすったり、無実の者を責めたりしてはいけません。自分の給料で満足しなさい。」』人々は、このヨハネをもしかしたら「キリスト」すなわち「油注がれた者」であると思い込み始めていた。その時ヨハネが語ったのが、今日の聖書箇所である。本来、主人の靴のひもを解くことは、奴隷の役目であった。その奴隷としての価値もないと言うことは、それほど、主イエス・キリストが素晴らしいお方であることを預言しているのだ。なぜなら、このお方こそ、神が人となられたお方、つまり神様そのものであられるからだ。ヨハネは、母エリザベツの胎内にいた時から聖霊に満たされていた。やがて来られようとしている「キリスト」なるお方は、「聖霊のバプテスマ」を授けてくださると言う。これは、ペンテコステの日に成就することとなる。今生きている私たちのこの時代には、すでに「聖霊」は与えられている。「内住のキリスト」とも呼ばれている聖霊なるお方は、私たちの中に住んでくださっておられる。このお方と共に歩むことが、この曲がった時代、終末の時代を生きている私たち、主イエスを信じる者の力となるなおである。》