• 日々のみ言葉 2015年7月2日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2015年7月2日(木)

    ◎聖書箇所 【マルコの福音書1章25節~26節】

    1:25 イエスは彼をしかって、「黙れ。この人から出て行け。」と言われた。
    1:26すると、その汚れた霊はその人をひきつけさせ、大声をあげて、その人から出て行った。

    ◎ショートメッセージ

    《悪霊は、主イエスにこのように叫んだ。「ナザレのイエス。いったい俺たちに何をしようというのだ。あんたは俺たちを滅ぼしに来たのだろう。俺たちはあんたが誰だか知っているぞ。神の聖者だ。」もちろん悪霊は、悪霊に憑かれた人の知性と声帯を支配して叫んだのである。悪霊は「俺たち」と言っていることから、一匹ではない。複数の悪霊がその人の中に入っていたことがわかる。主イエスは、その悪霊をしかりつけた。「黙れ。この人から出て行け。」主の言葉は、まさしく「神の言葉」である。神の権威に満ちた言葉である。言葉には力がある。創造主なる神は、「言葉」で天地を創造された。主イエスは、荒野にて四十日四十夜、サタン(悪魔)の試み(誘惑)を受けた。その最後に最大の誘惑が三つやって来た。主は、その誘惑に対して、旧約聖書の「み言葉」を持ってサタンを退けた。しかしサタンは、永遠に退いたわけではなく、一時、主イエスから離れただけである。
     サタンの国は、一糸乱れず統率が取れている。もとは「御使い」すなわち天使の最も高い位置に置かれていた「暁の明星」ルシファー。その天使長が、ある時、傲慢になり、堕落したのである。創造主なる神に敵対したのである。その時、天の軍勢の三分の一の御使い(天使)を引き連れて、第三の天から落とされたのだ。荒野での誘惑の後、サタンから、その支配下にある全ての悪霊どもに、主イエスが「神の子」「神の聖者」であることは、電撃のごとく伝達されたはずである。それゆえ悪霊は、「ナザレのイエス」という名を知っていた。
     主は弟子たちにこのように教えられた。
    『またわたしは、あなたがたがわたしの名によって求めることは何でも、それをしましょう。父が子によって栄光をお受けになるためです。あなたがたが、わたしの名によって何かをわたしに求めるなら、わたしはそれをしましょう。』(ヨハネ14:13~ 14:14 )
     「主イエスの御名」には、「権威」が備わっている。主が語られたこのみ言葉を、本当に信ずる者には、主がそのようにして下さると、私は信じる者である。
     二つの行き過ぎがある。一つは「悪霊」ばかりに目をとめること。もう一つは、「悪魔・悪霊」などは、おとぎ話であり、つまりディズニーの世界の話として、実際には存在しない 、と勝手に思い込むことである。「悪魔・悪霊」は実在する。しかし私たちが目を向けるのは、悪霊ではなく、「主イエス」であり、神の言葉である「聖書」である。》

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